ナローバンドUVB

白斑、乾癬、アトピー性皮膚炎などに対する紫外線治療です。
従来の中波紫外線(ブロードバンドUVB)療法は波長が290~320nmと広かったのですが、ナローバンドUVBは、このブロードバンドUVBの中でも治療効果の高い波長域である311~313nmの波長により構成された新しい紫外線療法です。
健康保険が適応になります。(一部、適応外疾患あり。下記参照)

NBUVB_00

保険適応 尋常性白斑、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎、慢性苔癬状粃糠疹(類乾癬)、菌状息肉症
保険適応外 結節性痒疹、扁平苔癬


Q&A

Q. 通い方は?

A. はじめのうちは、週2、3回のペースで通われるのをお勧めします。その後は症状の改善に合わせ通院頻度を減らしていきます。


Q. 治療後はどうなりますか?

A. 照射部位に一致して赤みが出る場合がありますが、2、3日で消退します。
強めに施行した場合、赤みが長く続いたり、水ぶくれ(軽いヤケド)ができることもあります。
回数を重ねると、照射部位に一致して色素沈着(日焼け)が起こります。色素沈着は照射を中断すれば、徐々に元に戻ります。


Q. どれくらいで効果がでますか?

A. アトピー性皮膚炎・乾癬の場合は、3~4回で効果が見られることが多いです。白斑の場合は、効果がでる方は10回以内で色素再生が見られます。
残念ながら、効果の見られない方もおられます。


Q. 効果は持続しますか?

A. 一定期間は効果が持続しますが、症状が再燃してくることも多いです。