フェノール法

  • 爪の変形が高度な陥入爪に対する手術法です。
  • 爪の変形が高度でなく、食い込んでいるだけの場合は抜爪術で対応します。
  • 炎症が起きている状態でも施行できます。
  • 手術当日から入浴できます。
  • 保険診療になります。

症例写真

症例1

①手術前人差し指側の爪が陥入し、痛みを生じています。

①手術前
人差し指側の爪が陥入し、痛みを生じています。

②部分抜爪指の根元で麻酔をしたのち、陥入している爪を部分的に抜きます。

②部分抜爪
指の根元で麻酔をしたのち、陥入している爪を部分的に抜きます。

③フェノール処理フェノールという薬品で爪の生える元を処理します。

③フェノール処理
フェノールという薬品で爪の生える元を処理します。

④術後1ヶ月術後1ヶ月の状態です。痛みもなくなり経過良好です。

④術後1ヶ月
術後1ヶ月の状態です。痛みもなくなり経過良好です。

症例2

①術前内側が陥入しています。

①術前
内側が陥入しています。

②術後2ヶ月術後2ヶ月の状態です。痛みもなくなり経過良好です。

②術後2ヶ月
術後2ヶ月の状態です。痛みもなくなり経過良好です。

手術料金(保険診療)

  • 3割負担の時の支払い額になります。
  • 下記料金以外にも初診料、再診料、処方料、薬剤料がかかります。
陥入爪手術 手術代4,980円


Q&A

Q. 手術は痛いですか?

A. 指の根元の部分に2回針を刺してブロック麻酔を行います。麻酔時は痛みを伴いますが、手術中は痛みはありません。


Q. 手術後は痛いですか?

A. 当日、翌日ぐらいまで痛みが続きます。ただ、もともと痛みが強かった場合は、その痛みがなくなるため相殺されて逆に痛くなくなることも多いようです。
痛みに対しては痛み止めの内服薬を処方いたします。


Q. 手術時間はどれくらいですか?

A. 麻酔をした後、麻酔がよく効くまで10分程お待ちいただきます。その後は1ヶ所につき、5分くらいの手術時間です。


Q. 縫わない手術のようですが出血は続きませんか?

A. 手術後、出血は止まっていることが多いです。出血が多少あってもその日のうちに止まりますので心配いりません。


Q. 手術後の処置は?

A. 当日から入浴していただきます。患部をシャワーでよく洗い流し、入浴後、外用剤を塗り、ガーゼで保護する処置を行ってもらいます。処置はだいたい1週間程度行います。